2021年9月16日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓412 鍼(はり)をさす事はいかん。曰く、鍼をさすは、血気の滞(とどこおり)をめぐらし、腹中の積(しゃく)をちらし、手足の頑痺(がんひ)をのぞく。外に気をもらし、内に気をめぐらし、上下左右に気を導(みちび)く。積滞(しゃくたい) […]
2021年9月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓411 小児は、脾(ひ)胃(い)もろくして、せばし。故に、食にやぶられやすし。つねに病人を、たもつごとくにすべし。小児は、陽(よう)さかんにして熱多し。つねに熱をおそれて、熱をもらすべし。あたため過(すご)せば筋骨よはし。天気よ […]
2021年9月12日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓410 小児をそだつるは、三分の飢と寒とを存(そん)すべしと、古人いへり。いふ意(こころ)は、小児はすこし、うやし、少ひやすべしとなり。小児にかぎらず、大人も亦、かくの如くすべし。小児に、味よき食に、あかしめ(飽)、きぬ多くきせ […]
2021年9月12日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓409(養老) つねに静養すべし。あらき所作(しょさ)をなくすべからず。老人は、少の労動により、少の、やぶれ、つかれ、うれひによりて、たちまち大病おこり、死にいたる事あり。つねに心を用ゆべし。老人は、つねに盤坐(ばんざ)して、凭几(しょ […]
2021年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓408(養老) 老後(ろうご)、官職(かんしょく)なき人は、つねに、只(ただ)わが心と身を養ふ工夫(くふう)を専(もっぱら)にすべし。老境(ろうきょう)に無益(むやく)のつとめのわざと、芸術に、心を労し、気力をついやすべからず。朝は、静 […]
2021年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓407(養老) 朝夕の飯、常の如く食して、其上に又、餻餌(こうじ)、麪(めん)類(るい)など、わかき時の如く、多くくらふべからず。やぶられやすし。只、朝夕二時の食、味よくして進むべし。昼間、夜中、不時の食、このむべからず。やぶられやすし […]
2021年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓406(養老) 老人、病あらば、先(まず)食(しょく)治(ち)すべし。食治応ぜずして後、薬治を用ゆべし。是、古人の説也。人参(にんじん)、黄芪(おうぎ)は上薬也。虚損(きょそん)の病ある時は用ゆべし。病なき時は、穀肉の養(やしない)の益 […]
2021年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓405(養老) 老人は、大風雨(おおあらし)、大寒暑(だいかんしょ)、大陰霧(だいいんむ)の時に、外に出(いず)べからず。かゝる時は、内に居て、外邪をさけて静養すべし。老ては、脾胃(ひい)の気衰(きおとろ)へ、よはくなる。食すくなきに宜 […]
2021年9月6日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓404(養老) 年(とし)老(おい)ては、やうやく事を、はぶきて、すくなくすべし。事をこのみて、おほくすべからず。このむ事、しげゝれば、事多し。事多ければ、心気つかれて楽(たのしみ)をうしなふ。朱子(しゅし)六十八歳、其子に与ふる書に、 […]
2021年9月3日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓403(養老) 老ての後は、一日を以て十日として日々に楽しむべし。常に日をおしみて、一日もあだに,くらすべからず。世のなかの人のありさま、わが心に,かなはずとも、凡人(ぼんじん)なれば、さこそあらめ、と思ひて、わが子弟をはじめ、人の過( […]