養生訓280

凡(およそ)衣をあつくき、あつき火にあたり、あつき湯に浴し、久しく浴し、熱物を食して、身をあたゝめ過せば、気外(ほか)にもれて、気へり、気のぼる。是皆人の身に甚(はなはだ)害あり、いましむべし。

気づき

この文は、衣服を厚く着て、熱い火に近づいたり、熱いお湯に長時間入浴し、熱いものを食べたり、体を締め付け過ぎると、体から気が逃げてしまい、気力が落ち、元気がなくなると言っています。過剰な負荷や刺激は、気持ちが良くても身体に悪影響があることを示唆しているように思えます。

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