養生訓279

衾炉(きんろ)は、炉上(ろじょう)に、櫓(やぐら)をまうけ、衾(ふすま)をかけて火を入れ、身をあたたむ。俗に、こたつと云。是にあたれば、身をあたため過(すぎ)し、気ゆるまり、身おこたり、気を上(のぼ)せ、目をうれふ。只(ただ)中年以上の人は、火をぬるくしてあたり、寒をふせぐべし。足を出して箕踞(ききょ)すべからず。わかき人は用(もち)る事なかれ。わかき人は、厳寒(げんかん)の時、只(ただ)炉火(ろか)に対し、又、たき火にあたるべし。身をあたゝめ過(すぎ)すべからず。

気づき

最近は、暖房器具が発達して、こたつを使うことも少なくなりましたね。しかし、エアコンなどの暖房器具も使い方によっては身体に変調をきたす場合もあるようです。暖房も適度が良いみたいですね。

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