養生訓278

毎夜(まいや)ふさんとするとき、櫛(くし)にて髪をしきりにけづり、湯にて足を洗ふべし。是(これ)よく気をめぐらす。又、臥(ふす)にのぞんで、熱茶(あっちゃ)に塩を加ヘ、口をすすぐべし。口中(こうちゅう)を清くし、牙歯(がし)を堅 (かた)くす。下茶(しもちゃ)よし
入門に曰(いわく)、年四十以上は、事なき時は、つねに目をひしぎて宜(よろ)し。要事(ようじ)なくんば、開くべからず。

養生訓(意訳)
毎晩、寝る前に髪をブラッシングしたり、足湯をすると気の循環が良くなるでしょう。また、寝る前に、熱い茶に塩に入れて口をゆすぐと良いでしょう。

通解

毎晩寝る前に、髪を櫛でしっかりととかし、足を温かいお湯で洗う習慣を持ちましょう。これによって気のめぐりが良くなります。また、寝る前に熱いお茶に少し塩を加え、口をすすぐこともおすすめです。口内を清潔にし、歯を強く保つ助けになります。年齢が四十歳以上の場合、特に重要な用事がない限り、常に目を閉じていることが良いとされています。不要な情報に心を奪われないようにするためです。

気づき

ここでは、髪の手入れや足の洗浄、口の清潔を保つことが重要であると述べています。

髪の手入れは、頭皮を刺激することによって血行を促進し、疲れを取る効果があるそうです。また、湯による足の洗浄は、足の疲れを取ると同時に、汚れや雑菌を洗い流し、口の清潔を保つことは、口臭の予防や歯周病の発生を防ぐためにも重要だそうで。

また、熱いお茶に塩を加えて口をすすぐことで、口中の細菌を除去することができます。この方法は、私も、行っています。

養生訓

前の記事

養生訓277
養生訓

次の記事

養生訓279