養生訓289

目鼻口(めはなくち)は面上(めんじょう)の五竅(ごきょう)にて、気の出入(でい)りする所、気もれやすし。多くもらすべからず。尾閭(びりょ)は精気(せいき)の出(い)づる所なり。過(すぎ)て、もらすべからず。肛門は糞気(ふんき)の出(い)づる所、通利(つうり)ありて滑泄(こっせつ)をいむ。凡(およそ)此(この)七竅(しちしょう)皆とぢかためて、多(おお)く気をもらすべからず。只(ただ)耳は気の出入なし。然(しかれ)ども久(ひさ)しくきけば神をそこなふ。

養生訓(意訳)
人の目、鼻、口は,気が出入りする所なので、大切に使いましょう。

通解

目、鼻、口は顔の五つの窓口で、気が出入りする場所であり、気がもれやすい箇所です。過度にそれらから気をもらすことは避けるべきです。尾閭(びりょ)は精気が出る場所であり、過剰にもれるべきではありません。肛門は排泄物の排出場所で、通常は滑らかに排便を行う機能があります。これらの七つの窓口は、気を過度にもらさないように閉じておくべきです。ただし、耳は気の出入りがありません。しかし、長い間耳に耳を傾けていると、精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性があることに注意が必要です。

この文章は、身体のエネルギーと気の流れに関する古代の理論に基づいており、身体の窓口から気をもらしすぎないことが重要であることを強調しています。

気づき

この文は、人間の五官や生殖器、肛門が気やエネルギーの出入り口であることを説明されています。特に、目、鼻、口、尾閭(男性器)、肛門は、気やエネルギーが通りやすく、過剰な刺激や放出を避ける必要があると述べています。

また、耳についても、気の出入り口ではないものの、長時間音楽を聴いたり、騒音にさらされたりすることで、神経や聴力に悪影響を与える可能性があると指摘されています。

いずれにしても、過度な刺激や使い方は避けるべきと思いました。

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