養生訓230(巻第四 飲茶 附 煙草)
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茶を煎(せん)ずる法、よはき火にて炊(い)り、つよき火にて煎(せん)ず。煎ずるに、堅(かた)き炭(すみ)の,よくもゆるを、さかんにたきて煎(せん)ず。たぎりあがる時、冷水(れいすい)をさす。此如(このごとく)すれば、茶の味よし。つよき火にて炊(い)るべからず。ぬるく、やはらかなる火にて煎(せん)ずべからず。右は皆、もろこしの書に出たり。湯わく時、薏苡(よくい)の生葉(なまば)を加へて煎ずれば、香味(こうみ)よし。性(せい)よし。本草に、「暑月(しょげつ)煎じのめば、胃を暖(あたた)め気血(きけつ)をます」。
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