養生訓246

市(いち)に、かふ酒に、灰を入(いれ)たるは毒あり。酸味(さんみ)あるも飲べからず。酒(さけ)久しくなりて、味(あじ)変じたるは毒あり。のむべからず。濁酒(だくしゅ)のこきは脾胃(ひい)に滞り、気をふさぐ。のむべからず。醇酒(じゅんしゅ)の美(び)なるを、朝夕(あさゆう)飯後(めしご)に少し、のみて、微酔(びすい)すべし。醴酒(れいしゅ)は製法の精(くわし)きを熱飲(ねついん)すれば、胃を厚くす、あしきを冷飲(れいいん)すべからず。

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