養生訓203(巻第四 飲食下)

鳥獣(ちょうじゅう)のこはき肉、前日より豆油(まめあぶら)及みそ汁を以(も)って煮て、その汁を用(もち)ひて翌日再び煮れば、大(だい)に切(せっ)たるも、やはらかになりて味よし。つかえず。蘿蔔(らふく)も亦(また)同じ。

意訳

鳥や獣の肉は、前日から、しょう油や味噌汁などで煮て、その汁で翌日に再度煮ると大きく切って煮ても柔らかくなります。そして、味も良くなります。大根も、同様な方法で煮ると良いです。

通解

鳥獣の堅い肉は、前日から豆油やみそ汁を使って煮込み、その汁を利用して翌日再び煮ると、大きく切った肉も柔らかくなり、味わい深くなります。また、蘿蔔も同じ方法で調理できます。

気づき

みそ汁は、江戸時代から日本人の食生活に浸透していたのでしょうね。

ちょっとだけ、為になりそうなブログは、こちらから