養生訓283

めがねを靉靆(あいたい)と云(いう)。留青日札(りゅうせいにっさつ)と云(いう)書に見えたり。又(また)眼鏡(がんきょう)と云(いう)。四十歳以後は、早くめがねをかけて、眼力(がんりょく)を養(やしな)ふべし。和水晶(わすいしょう)よし。ぬぐふにきぬを以(もって)、両指にて、さしはさみて、ぬぐふべし。或(あるいは)羅紗(らしゃ)を以(もって)ぬぐふ。硝子(びいどろ)はくだけやすし。水晶(すいしょう)に、おとれり。硝子(びいどろ)は燈心(とうしん)にて、ぬぐふべし。

養生訓(意訳)
老眼になったら、早めに眼鏡をかけて、目を保護しましょう。

通解

めがねは、「靉靆」とも書かれ、また「留青日札」とも記載されています。四十歳以上になると、早めに眼鏡をかけて、視力を補うべきです。水晶レンズが良い選択です。眼鏡を取り外す際には、布を使用して、両手の指で挟んで取り扱うべきです。羅紗布などを使うこともあります。硝子レンズは壊れやすいので注意が必要です。

気づき

最近の眼鏡は、安くて性能が良いですよね。江津時代の眼鏡は、高価なものだったのでしょうね。

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