養生訓260(巻第五 五官)

めがねを靉靆(あいたい)と云(いう)。留青日札(りゅうせいにっさつ)と云(いう)書に見えたり。又(また)眼鏡(がんきょう)と云(いう)。四十歳以後は、早くめがねをかけて、眼力(がんりょく)を養(やしな)ふべし。和水晶(わすいしょう)よし。ぬぐふにきぬを以(もって)、両指にて、さしはさみて、ぬぐふべし。或(あるいは)羅紗(らしゃ)を以(もって)ぬぐふ。硝子(びいどろ)はくだけやすし。水晶(すいしょう)に、おとれり。硝子(しょうし)は燈心(とうしん)にて、ぬぐふべし。

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