養生訓293

湯浴(ゆよく)は、しばしばすべからず。温気(おんき)過(すぎ)て肌(はだ)開(ひら)け、汗(あせ)出(い)で気へる。古人(こじん)、「十日(とうか)に一たび浴(よく)す」。むべなるかな。ふかき盤(たらい)に温湯(おんとう)少し入(いれ)て、しばし浴(よく)すべし。湯あさければ温過(あたたかすぎ)ずして気をへらさず。盤(たらい)ふかければ、風寒(ふうかん)にあたらず。深き温湯(おんとう)に久しく浴(よく)して、身をあたため過(すご)すべからず。身熱(みねっ)し、気上(きのぼ)り、汗(あせ)出(いで)、気(き)へる。甚(はなはだに)害あり。又、甚(はなはだ)温(おん)なる湯を、肩背(かたせ)に多くそそぐべからず。

気づき

昔は、そんなにお風呂に入らなかったのでしようか。私は、お風呂好きですが、体調に気を付けながら、入浴したいと思います。

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