2020年10月31日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓126 長生の術は食色(しょくしき)の慾をすくなくし、心気(しんき)を和平(わへい)にし、事に臨(のぞ)んで常に畏(おそれ)・慎(つつしみ)あれば、物にやぶられず、血気(けっき)おのづから調(ととの)ひて、自然に病なし。かくの如 […]
2020年10月31日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓124 人のあやまりて、わざはひとなれる事は、皆不知(ふち)よりおこる。赤子(あかご)のはらばひて井(い)におちて死ぬるが如し。灸(きゅう)をして身の病をさる事をしれる故、身に火をつけ、熱く、いためるをこらえて多きをもいとはず。 […]
2020年10月31日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓123 或人(あるひと)の曰、「養生の道、飲食・色慾をつゝしむの類、われ皆しれり。然(しか)れどもつゝつしみがたく、ほしゐまゝになりやすき故、養生なりがたし」といふ。我おもふに、是いまだ養生の術をよくしらざるなり。よく、しれらば […]
2020年10月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓120 気を養ふに嗇(しょく)の字を用ゆべし老子(ろうし)此意(このこころ)をいへり。嗇(しょく)はおしむ也。元気をおしみて費(つい)やさゝざる也。たとへば吝嗇(りんしょく)なる人の、財多く余(あまり)あれども、おしみて人にあた […]
2020年10月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓119 わかき時より、老(おい)にいたるまで、元気を惜むべし。年わかく健康(けんこう)なる時よりはやく養ふべし。つよきを頼(たの)みて、元気を用(もちい)過(すご)すべからず。わかき時、元気をおしまずして、老て衰(おとろ)へ、身 […]
2020年10月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓118 萬(よろず)の事、皆、わがちからをはかるべし。ちからの及ばざるを、しゐて、其わざをなせば、気(き)へりて病を生ず。分外(ぶんがい)をつとむべからず。 意訳 すべての事において、自分の能力を知るべきです。能力以上のことを行 […]
2020年10月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓117 凡(およそ)よき事あしき事、皆、ならひよりおこる。 養生のつゝしみ、つとめも亦しかり。つとめ行ひておこたらざるも、慾を、つゝしみこらゆる事も、つとめて習へば、後には、よき事になれて、つねとなり、くるしからず。 又、つゝし […]
2020年10月18日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓115 津液(しんえき)をばのむべし。吐(は)べからず。痰(たん)をば吐べし、のむべからず。痰(たん)あらば紙にて取べし。遠くはくべからず。水飲津液(すいいんしんえき)すでに滞りて、痰となりて内にありては、再(び)津液とはならず […]
2020年10月18日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓114 津液(しんえき)は一身(いつしん)の,うるほひ也(なり)。化(か)して精血(せいけつ)となる。草木に精液(せいえき)なければ枯(かる)る。大(たい)せつの物(もの)也。津液(しんえき)は臓腑(ぞうふ)より口中(こうちゅう […]
2020年10月18日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓113 心をしづかにしてさはがしくせず、ゆるやかにしてせまらず、気を和(やわらか)にしてあらくせず、言(ことば)をすくなくして声を高くせず、高くわらはず、つねに心をよろこばしめて、みだりにいからず、悲をすくなくし、かへらざる事を […]