養生訓106

心を平らかにし、気を和(やわら)かにし、言(げん)をすくなくし、しづかにす。
是、徳(とく)を養ひ身をやしなふ。
其道(そのみち)一(いち)なり。
多言(たげん)なると、心さはがしく気あらきとは、徳をそこなひ、
身をそこなふ。其害(そのがい)一(いち)なり。

意訳

多言は、慎んだほうが良いでしょう。そして、無駄な口論も、身体に悪いです。

通解

心を平らかにし、気を穏やかにし、言葉を少なくし、静かにすること。これによって徳を育み、身を整えるのです。多く言葉を発することは、心を乱し、気を乱れさせるものであり、結果として徳を損ない身を損ねることになります。

気づき

昔から、口は災いの元とも云いますが孤独もまた健康に良くないそうですね。最悪、血圧が急に上がるようなことはやめた方が良さそうですね。

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