養生訓118

萬(よろず)の事、皆、わがちからをはかるべし。ちからの及ばざるを、しゐて、其わざをなせば、気(き)へりて病を生ず。分外(ぶんがい)をつとむべからず。

意訳

すべての事において、自分の能力を知るべきです。能力以上のことを行うと病気のも元になります。人には人の個性があります。苦手なものがあるのは当たり前です。

通解

あらゆることにおいて、自分の能力や力量を考慮して行動することが大切です。自分の能力を超えることを無理にしようとすると、その結果として体調を崩す可能性があります。無理な努力をすることは避けるべきです。

気づき

人には、特性とか、個性とかがあり、仕事もその個性などに合ったものであれば、幸せな人生が歩めるはずです。逆に、不得手なことを続ければ病気になります。これは、自然の理ですよね。


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