養生訓80

「其(その) 気(き)上(うえ)に滞(とどこう) れば、頭疼眩暈(とうとうげんうん)となり、中に滞れば亦(また)腹痛となり、痞満(ひまん)となり、下(した) に滞(とどこう) れば腰痛(ようつう) ・脚気(かっけ)となり、淋疝痔漏(りんせんじろう)となる。
此故(このゆえ)によく生(せい)を養ふ人は、つとめて元気の滞(とどこう)なからしむ。」

意訳

生活の乱れで気分が重くなり、運動不足で血液の循環が悪くなると、頭痛やめまい、腰痛や脚気、腹痛や痔ろうになったりします。
ですから、ほどよい運動や食生活の改善をして、生活習慣を整えましょう。

通解

その気が上に滞ると、頭痛やめまいの症状が現れ、体の中に滞ると腹痛や痞満(胃もたれのような感じ)が生じ、下に滞ると腰痛や脚気となり、また淋病や疝痛、痔、漏症(排尿のコントロールが難しい状態)となることがあります。

したがって、健康を大切にする人は、気の流れを滞らせないように注意する必要があります。

気づき

心配事が多くあると、ついつい気がめいり、身体の動きが鈍くなり、運動不足になりがちですよね。

そんな時には、部屋の整理や掃除をして、身体を動かしてみるのも良いかも知れませんね。

養生訓

前の記事

養生訓79
養生訓

次の記事

養生訓81