29/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓68(巻第二総論下) 華陀(かた)が言(げん)に、「人の身は労動すべし。労動すれば穀気(こくき)きえて、血脈流通(りゅうつう)す」といへり。およそ人の身、慾をすくなくし、時々身をうごかし、手足をはたらかし、歩行して久しく一所(ひとところ)に安 […]
29/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓67(巻第二総論下) 家に居て、時々わが体力の辛苦(しんく) せざる程の労動をなすべし。吾(わが) 起居(ききょ)のいたつがはしきをくるしまず、室中(へやなか) の事、奴婢(ぬひ)をつかはずして、しばしばみづからたちて我身を運用すべし。わが身 […]
29/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓66(巻第二総論下) 凡(およそ)朝は早くおきて、手と面(かお)を洗ひ、髪をゆひ、事(こと)をつとめ、食後には、まづ腹を多くなで下し、食気(しょくき)をめぐらすべし。又、京門(きょうもん)のあたりを手の食指(しょくし)のかたはらにて、すぢかひ […]
29/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓65(巻第一総論上) 俗人(ぞくじん)は、慾をほしゐままにして、礼儀にそむき、気を養はずして、天年をたもたず。理気二(りきふたつ)ながら失へり。仙術(せんじゅつ)の士は養気(ようき)に偏(へん)にして、道理を好まず。故に礼儀をすててつとめず。 […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓64(巻第一総論上) 「気は、一身体(いちしんたい)の内にあまねく行わたるべし。むねの中(なか) 一所(ひとところ)に、あつむべからず。いかり、かなしみ、うれひ、思ひ、あれば、胸中(きょうちゅう)一所ひとところに気とどこほりて、あつまる。七情 […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 12/11/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓63(巻第一総論上) 「人の身をたもつには、養生の道をたのむべし。針灸(しんきゅう)と薬力(やくりょく)とをたのむべからず。人の身には口腹耳目(こうふくじもく)の欲ありて、身をせむるもの多し。古人(こじん)のをしえに、養生のいたれる法あり。孟 […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓62(巻第二総論下) 「是(これ)養生の要(よう)也。養生の道におゐ(い) ては、けなげなるはあしく、おそれつつしむ事、つねに小(ちい)さき一橋(ひとつばし)を、わたるが如くなるべし。是畏るなり。わかき時は、血気さかんにして、つよきにまかせて […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓61(巻第一総論上) 「養生の道は、恣(ほしいまま)なるを戒(いましめ)とし、慎(つつしむ)を専(もっぱら)とす。恣(ほしいいまま)なるとは、慾にまけて、つつしまざる也。慎(つつしみ) は、是(これ) 恣(ほしいまま)なるの、うら也(なり)。 […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓60(巻第一総論上) 「聖人(せいじん)は未病(みびょう)を治すとは、病(やまい) いまだおこらざる時、かねてつつしめば病なく、もし飲食・色欲などの内慾をこらえず、風寒暑湿(ふうかんしょしつ) の外邪(がいじゃ) をふせがざれば、其(その)お […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓59(巻第一総論上) 「萬(よろず)の事、一時(いちじ)心に快(こころよ)き事(こと)は、必ず、後(かならずのち)に殃(わざわい)となる。酒食(しゅしょく)をほしゐまゝにすれば快けれど、やがて病となるの類なり。はじめにこらゆれば必ず、後(のち […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓58(巻第一総論上) 「養生に志(こころざし)あらん人は、心につねに主(しゅ)あるべし。主あれば、思慮(しりょ)して是非(ぜひ)をわきまへ、忿(いかり)をおさえ、慾をふさぎて、あやまりすくなし。心に主(しゅ)なければ、思慮なくして忿(いかり) […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓57(巻第一総論上) 「其(その) 気(き)上(うえ)に滞(とどこう) れば、頭疼眩暈(とうとうげんうん)となり、中に滞れば亦(また)腹痛となり、痞満(ひまん)となり、下(した) に滞(とどこう) れば腰痛(ようつう) ・脚気(かっけ)となり […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓56(巻第一総論上) 「陰陽(いんよう)の気天(きてん)にあつて、流行(りゅうこう)して滞(とどこう)らざれば、四時(しじ)よく行はれ、百物(ひゃくぶつ)よく生(うま)る。偏(へん)にして滞(とどこう)れば、流行の道ふさがり、冬あたたかに夏さ […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓55(巻第一総論上) 「世に富貴(ふうき・財禄(ざいろく)をむさぼりて、人にへつらひ、仏神(ぶつしん)にいのり求むる人多し。されども、其(その)しるしなし。無病長生(むびょうちょうせい)を求めて、養生をつつしみ、身をたもたんとする人はまれなり […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓54(巻第一総論上) 「又、体気(たいき)よはく、飲食すくなく、常に病多くして、短命ならんと思ふ人、かへつて長生(ちょうせい)する人多し。是(これ)よはきをおそれて、つつしむによれり。この故に命の長短は身の強弱によらず、慎(つつしむ)と慎(つ […]
21/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓53(巻第一総論上) 「養生の道なければ、生れ付つよく、わかく、さかんなる人も、天年をたもたずして早世する人多し。是(これ)天のなせる禍(わざわい)にあらず、天年とはみづからなせる禍也(なり)。云(いい)がたし。 つよき人は、つよきをたのみて […]
20/09/2020 / 最終更新日時 : 11/11/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓52(巻第一総論上) 「たとへば、蛍火(ほたるび) 程(ほど)の火、家につきても、さかんに成て、大(だい)なる禍となるがごとし。古語(こご)に曰(いわく)ふ。「犯す時は微(び)にして秋毫(しゅうごう)の若(も)し、病を成す重きこと、泰山(たい […]
20/09/2020 / 最終更新日時 : 16/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓51(巻第一総論上) 「古語(こご)に曰(いわく)、「莫大(ばくだい)の禍(わざわい)は、須臾(しゅふ)の忍ばざるに起る」。須臾(しゅふ)とは、しばしの間(あいだ)を云(いう)。大(だい)なる禍(わざわい)は、しばしの間、慾をこらえざるよりお […]
20/09/2020 / 最終更新日時 : 15/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓50(巻第一総論上) 「言語をつつしみて、無用の言(げん)を,はぶき、言を、すくなくすべし。多く言語(げんご)すれば、必(かならず)気へりて、又,気のぼる。甚(はなはだ)元気を、そこなふ。言語をつつしむも、亦(なお)徳(とく)を、やしなひ、身 […]
17/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓49(巻第一総論上) 「いにしへの人、三慾(さんよく) を、忍(しの)ぶ事をいへり。三慾とは、飲食の欲、色(しき)の欲、睡(ねぶり)の欲なり。飲食を節にし、色慾(しきよく)をつつしみ、睡(ねぶり)をすくなくするは、皆(みな)慾をこらゆるなり。 […]
17/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓48(巻第一総論上) 「君子(くんし) の道は,時宜(じき)に,かなひ、事変(じへん)に随(したがい)ふをよしとす。たとへば、夏は,かたびらを着、冬は、かさねぎするが如し。一時(いちじ) を、つねとして、一偏(いっぺん)に、かかはるべからず。 […]
15/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓47(巻第一総論上) 「答て曰(いわく)、およその事(こと)、常(つね)あり、変(へん)あり。常に居(い)ては常を行なひ、変に、のぞみては変を行なふ。其時(そのとき)にあたりて義に、したがふべし。無事の時、身をおもんじて命を、たもつは、常に居 […]
15/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓46(巻第一総論上) 養生訓(原文) 或人(あるいはひと)うたがひて、曰(いわく)。養生を、このむ人は、ひとゑ(え) に、わが身をおもんじて、命をたもつを専(もっぱら)にす。されども、君子(くんし)は義をおもしとす。故に、義にあたりては、身を […]
15/09/2020 / 最終更新日時 : 19/12/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓45(巻第一総論上) 「たとへば、流水は、くさらず、戸枢(こすう)は、くちざるが如し。是(これ)うごく者は,長久(ちょうきゅう)なり、うごかざる物は、かへつて命みじかし。是を以(もって)、四民ともに、事を、よくつとむべし。安逸(あんいつ)なる […]
14/09/2020 / 最終更新日時 : 11/11/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓44(巻第一総論上) 「是(これ) 養生の術を,しらざる人のうたがひ、むべなるかな。養生の術は、安閑(あんかん)無事なるを専(もっぱら)とせず。心を静にし、身をうごかすを,よしとす。身を安閑にするは、かへつて元気とどこほり、ふさがりて病を生ず […]
14/09/2020 / 最終更新日時 : 11/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓43(巻第一総論上) 「或(ある)人の曰(いわく)、養生の術、隠居(いんきょ)せし老人、又、年わかくしても、世をのがれて、安閑(あんかん)無事なる人は宜(よろ)しかるべし。士(さむらい)として君父(くんぷ)につかへて、忠孝をつとめ、武芸をなら […]
13/09/2020 / 最終更新日時 : 11/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓42(巻第一総論上) 「夫(それ)養生の術、そくばくの大道(だいどう)にして、小芸(しょうけい)にあらず。心にかけて、其術をつとめまなばずんば、其道を得べからず。其術を,しれる人ありて習得(ならいえ)ば、千金(せんきん)にも替( […]
12/09/2020 / 最終更新日時 : 10/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓41(巻第一総論上) 「然(しか)るに、いやしき小芸(しょうげい)には必(かなら)ず、師をもとめ、おしへをうけて、その術をならふ。いかんとなれば、その器用(きよう)あれども、その術を、まなばずしては、なしがたければなり。人の身は、いたりて貴( […]
11/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓40(巻第一総論上) 「かけまくも、かたじけなき天照皇大神(あまてらすおおみのかみ)も、みづから神の御服(ごふく)を、おらせ、たまひ、其(その)御妹(みいもと)稚日女尊(わかひるめのみこと)も、斎機殿(いみはたどの)に、ましまして、神の御服( […]
12/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓39(巻第一総論上) 「人の身のわざ多し。その事をつとむるみちを術(じゅつ) と云(いう)。萬(よろず)のわざ、つとめならふべき術あり。其術(そのじゅつ)をしらざれば、其(その)事をなしがたし。其内(そのうち)いたりて小にて、いやしき芸能(げ […]
11/09/2020 / 最終更新日時 : 11/11/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓38(巻第一総論上) 「農・工・商は各(おのおの)其(その) 家のことわざをおこたらずして、朝夕よくつとむべし。婦女(ふじょ)は、ことに内に居(い)て、気鬱滞(きうつたい)しやすく、病(やまい)生じやすければ、わざをつとめて、身を労動すべし。 […]
11/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓37(巻第一総論上) 「養生の術は、つとむべき事を,よくつとめて、身をうごかし、気を、めぐらすをよしとす。つとむべき事を、つとめずして、臥(ふ)す事をこのみ、身をやすめ、おこたりて動かさざるは、甚(はなはだ)養生に害あり。久しく安坐し、身をう […]
10/09/2020 / 最終更新日時 : 09/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓36(巻第一総論上) 「天地(てんち)のよはひは、邵尭夫(しょうぎょうふ)の説に、十二万九千六百年を一元(いちげん)とし、今の世はすでに、其半(そのなかば)に過(すぎ)たりとなん。前に六万年あり、後に六万年あり。人は万物の霊なり。天地とならび […]
09/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓35(巻第一総論上) 「およそ人の楽しむべき事三あり。一には身に逆(ぎゃく)を行ひ、ひが事なくして善を楽しむにあり。二には身に病なくして、快(こころよ)く楽むにあり。三には命ながくして、久しくたのしむにあり。富貴(ふうき)にしても此三の楽なけ […]
09/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓34(巻第一総論上) 「生(せい)を養ふ道は、元気を保(たも)つを本とす。元気を,たもつ道二あり。まづ,元気を害する物を去り、又、元気を養ふべし。元気を害する物は,内慾と外邪となり。すでに元気を害するものをさらば、飲食・動静(どうせい)に,心 […]
09/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓33(巻第一総論上) 「外敵に,かつには、畏(おそれ)の字を用て早くふせぐべし。たとへば,城中にこもり、四面に敵をうけて、ゆだんなく敵をふせぎ、城をかたく保(たもつ)が如くなるべし。風寒暑湿(ふうかんしょしつ) にあはば、おそれて早く、ふせぎ […]
07/09/2020 / 最終更新日時 : 07/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓32(巻第一総論上) 「用心きびしくして、つねに内外の敵をふせぐ計策(けいさく)なくむば,あるべからず。敵に,かたざれば、必(かなら)ず、せめ亡(ほろぼ)されて身を失(うしな)ふ。内外の敵にかちて、身をたもつも、其術(そのじゅつ)をしりて、能 […]
07/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓31(巻第一総論上) およそ人の身は、よはくもろくして、あだなる事、風前の燈火(とぼしび)のきえやすきが如し。あやうきかな。つねに、つつしみて身をたもつべし。いはんや、内外より身をせむる敵、多きをや。先(まず) ,飲食の欲、好色の欲、睡臥(す […]
05/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓30(巻第一総論上) 「ここを以(もって)養生の術を行なひ、いかにもして天年をたもち、五十歳をこえ、成(なる)べきほどは弥(いよいよ)長生して、六十以上の寿域(じゅいき)に登るべし。古人,長生(ちょうせい)の術ある事を、いへり。又、人の命は我 […]
05/09/2020 / 最終更新日時 : 04/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓29(巻第一総論上) 「是亦(これまた)、不幸短命と云べし。長生すれば、楽(たのしみ)多く益多し。日々にいまだ知らざる事をしり、月々にいまだ能(よく)せざる事を、よくす。この故に、学問の長進(ちょうしん)する事も、知識の明達(めいたつ)なる事 […]
04/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓28(巻第一総論上) 「人の身は百年(ひやくねん)を以(もって)期(き)とす。上寿(じょうじゅ)は百歳、中寿(ちゅうじゅ)は八十、下寿(げじゅ)は六十なり。六十以上は長生(ちょうせい)なり。世上(せじょう)の人を見るに、下寿(げじゅ)をたもつ […]
04/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓27(巻第一総論上) 「身体は、日々少づつ労動すべし。久しく安坐すべからず。毎日飯後に、必ず庭圃(ていほ)の内、数百足(ぽ)しづかに歩行すべし。雨中には室屋(しつおく)の内を、幾度も徐行(じょこう)すべし。此如(かくのごと)く日々朝晩(ちょう […]
02/09/2020 / 最終更新日時 : 02/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓26(巻第一総論上) 「古(いにしえ)の君子は、礼楽(れいらく)をこのんで行なひ、射御(しゃぎょ)を学び、力を労動し、詠歌舞踏(えいかぶとう)して血脈を養ひ、嗜慾(しよく)を節にし心気(しんき)を定め、外邪を慎しみ防(ふせぎ)て、かくのごとく […]
02/09/2020 / 最終更新日時 : 07/01/2025 長生志多郎 養生訓 養生訓25(巻第一総論上) 「凡(およそ)薬と鍼灸(しんきゅう)を用るは、やむ事を得ざる下策なり。飲食・色慾を慎しみ、起臥(きが)を時にして、養生を、よくすれば病なし。腹中の痞満(ひまん)して、食気つかゆる人も、朝夕歩行し、身を労動して、久坐久臥( […]
01/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓24(巻第一総論上) 「心は、身の主(しゅ)也。しづかにして安からしむべし。身は心の、やつこなり。うごかして労せしむべし。心やすく、しづかなれば、天君(てんくん)ゆたかに、くるしみ、なくして楽しむ。身うごきて労すれば、飲食、滞(とどこ)らず、 […]
01/09/2020 / 最終更新日時 : 31/12/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓23(巻第一総論上) 「養生の害二あり。元気をへらすなり。元気を滞(とどこお)らしむる二也。飲食・色慾・労動を過(すご)せば元気やぶれてへる。飲食・安逸(あんいつ)・睡眠を過せば、滞りてふさがる。耗(へる)と滞ると、皆、元気をそこなふ。」 意 […]