養生訓15

養生の術は先ず心気を養ふべし。
心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさへ、うれひ、思ひ、を少なくし、心をくるしめず、気をそこなはず。
これ心気を養ふ要道なり。

意訳

養生の基本は、ストレスを軽減し、人生を楽しむことである。
楽しむとは、出来るだけ怒りと欲望を抑え、悩みの原因を少なくして人生の充実感を満喫することである。
まずは、心を安定させることが重要である。

通解

「養生の術はまず心と気を養うべきです。
心を和ませ、気を平穏に保ち、怒りや欲望を抑え、喜びや悩みを少なくし、心を苦しめず、気を乱さないようにします。
これが心と気を養うための重要な方法です。」

「心気(しんき)」とは、

「心気(しんき)」は、日本語の言葉で、主に心の状態や気持ちを表す言葉です。以下は、心気に関連するいくつかの意味や用法です。

気持ちや心の状態: 「心気」は、一般的には人の気持ちや心の状態を指します。例えば、「彼女の心気が良い」という場合、彼女が気分が良い状態であることを表します。

気分: 「心気」は、特に気分を表現する言葉としてよく使用されます。例えば、「今日は心気が沈んでいる」という場合、その人が憂鬱な気分にあることを指します。

興奮や期待: 一部の場合では、興奮や期待を表すためにも使用されます。例えば、「イベントの前日は心気が高まる」というように、期待感やわくわく感を表現するのに使われます。

気持ちの変化: 心気は、ある状況や出来事に対する気持ちの変化を表すこともあります。例えば、「彼の話を聞いて、心気が変わった」という場合、彼の話に影響を受けて気持ちが変わったことを指します。

総じて、「心気」という言葉は、人の感情や気持ちに関する広範な意味を持つ言葉であり、文脈によって異なるニュアンスで使用されることがあります。

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