2021年5月31日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓309 傷寒(しょうかん)を大病(たいびょう)と云。諸病(しょびょう)の内、尤(もっとも)おもし。わかくさかんなる人も、傷寒(しょうかん)、疫癘(えきれい)をわずらひ、死ぬる人多し。おそるべし。かねて風寒暑湿をよくふせぐべし。初 […]
2021年5月30日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓308 居所(きょしょ)、寝屋(しんしつ)は、つねに風寒暑湿(ふうかんしょしつ)の邪気(じゃき)をふせぐべし。風寒暑は人の身をやぶる事、はげしくて早し。湿は人の身をやぶる事おそくして深し。故に風寒暑は人おそれやすし。湿気(しっき […]
2021年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓307 病を早く治(ち)せんとして、いそげば、かへつて、あやまりて病をます。保養(ほよう)はおこたりなくつとめて、いゆる事は、いそがず、その自然にまかすべし。萬(よろず)の事、あまりよくせんとすれば、返つてあしくなる。 養生訓( […]
2021年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓306 病ある人、養生の道をば、かたく慎(つつ)しみて、病をば、うれひ苦しむべからず。憂(うれ)ひ苦しめば、気ふさがりて病(やまい),くはゝる。病おもくても、よく養(やしな)ひて久(ひさ)しければ、おもひしより、病いえやすし。病 […]
2021年5月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓305 飲食、色慾の肉欲(にくよく)を、ほしゐ(い)まゝにせずして、かたく慎み、風寒暑湿(ふうかんしょしつ)の外邪(がいじゃ)をおそれ防(ふせ)がば、病なくして、薬を用(もち)ひずとも、うれひなかるべし。もし慾をほしゐままにして […]
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓304 千金方に曰(いわく)、冬、温(あたたか)なる事を極めず、夏、涼(すずし)きことを、きはめず、凡(およそ)一時快(こころよ)き時は、必ず後(のち)の禍(わざわい)となる。病(やまい)生じては、心のうれひ、身の苦み甚(はなは […]
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓303 古語(こご)に、病は少し癒(いゆ)るに加(くわ)はるといえり。病少しいゆれば、快(こころよ)きをたのんで、おこたりてつつしまず。少し、快(こころよ)しとして、飲食、色慾など恣(ほしいまま)にすれば、病(やまい)かへつてお […]
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓302 病なき時、かねて、つつしめば病なし。病おこりて後、薬を服しても病癒(やまいいえ)がたく、癒(いゆ)る事おそし。小慾(しょうよく)をつつしまざれば大病となる。小慾をつつしむ事は、やすし。大病となりては、苦しみ多し。かねて病 […]
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓301 病は生死のかかる所、人身の大事也。聖人(せいじん)の慎(つつしみ)給う事、むべなるかな。古語(こご)に、「常(つね)に病想(びょうそう)を作(な)す」。云意(いうこころ)は、無病の時、病(やまい)ある日のくるしみを、常に […]
2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2023年9月6日 長生志多郎 養生訓 養生訓300 海水を汲(く)んで浴するには、井水(せいすい)か河水(かすい)を半ば入れて、等分(とうぶん)にして浴すべし。然(しか)らざれば熱を生ず。温泉ある処(ところ)に、いたりがたき人は、遠所(えんしょ)に汲(くみ)よせて浴す。汲 […]