2021年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓401(養老) 天気、和暖(わだん)の日は、園圃(えんぽ)に出、高き所に上り、心をひろく遊ばしめ、欝滞(うったい)を開くべし。時時、草木を愛し、遊賞せしめて、其意(こころ)を快くすべし。されども、老人みづからは、園囿(えんゆう)、花木に […]
2021年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓400(養老) 年老ては、さびしきをきらふ。子たる者、時々、侍(は)べり、古今の事、しずかに物がたりして、親の心をなぐさむべし。もし朋友(ほうゆう)妻子には和順(わじゅん)にして、久しく対談する事をよろこび、父母に対する事をむづかしく思 […]
2021年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓399(養老) 衰老(すいろう)の人は、脾(ひ)胃(い)よはし。夏月(かげつ)は、尤(もっとも)慎んで保養すべし。暑熱(しょねつ)によつて、生冷の物をくらへば、泄瀉(せつしゃ)しやすし。瘧痢(おこり)も、おそるべし。一たび病すれば、大( […]
2021年8月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓398(養老) 老人は体気よはし。是を養ふは大事なり。子たる者、つゝしんで心を用ひ、おろそかにすべからず。第一、心にそむかず、心を楽(たの)しましむべし。是(これ)志を養ふ也。又、口腹(こうふく)の養(やしない)におろそか、なるべからず […]
2021年8月21日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓397(養老) 老人の保養は、常に元気をおしみて、へらすべからず。気息(きそく)を静(しずか)にして、あらくすべからず。言語(げんぎょ)をゆるやかにして、早くせず。言(ことば)すくなくし、起居行歩(きここうほ)をも、しづかにすべし。言語 […]
2021年8月21日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓396(養老) 今の世、老て子に養はるゝ人、わかき時より、かへつて、いかり多く、慾(よく)ふかくなりて、子をせめ、人をとがめて、晩節をもたず、心をみだす人多し。つゝしみて、いかりと慾とをこらえ、晩節をたもち、物ごとに堪忍(かんにん)ふか […]
2021年8月21日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓395(養老) 老の身(み)は、余命(よめい)久しからざる事を思ひ、心を用る事わかき時に,かはるべし。心しづかに、事すくなくて、人に交はる事も、まれならんこそ、あひ似(に)あひて,よろしかるべけれ。是も亦(また)、老人の気を養ふ道なり。 […]
2021年8月17日 / 最終更新日時 : 2023年6月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓394(養老) 人の子となりては、其(その)おやを養ふ道をしらずんばあるべからず。其心を楽しましめ、其心にそむかず、いからしめず、うれへしめず。其時の寒暑(かんしょ)にしたがひ、其居室(そのきょしつ)其祢所(そのねどころ)をやすくし、其 […]
2021年8月17日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓393 上中部(じょうちゅうぶ)の丸薬(がんやく)は早く消化するをよしとす。故に、小丸(しょうがん)を用(もち)ゆ。早く消化する故(ゆえ)也。今、新(あらた)なる一法(いつぽう)あり。用ゆべし。末薬(まつやく)をのりに和(わ)し […]
2021年8月17日 / 最終更新日時 : 2023年7月1日 長生志多郎 養生訓 養生訓392 大便(だいべん)、瀉(しや)しやすきは、大(おお)いにあしし。少(すこし)秘(ひ)するはよし。老人(ろうじん)の秘結(ひけつ)するは寿(じゅ)のしるし也。尤(もっとも)よし。然(しかれ)共(ども)、甚(はなはだ) 秘結( […]