27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓206(巻第四 飲食下) 永夜(えいや)、寒甚(はなはだし)き時、もし夜(よる)飲食して寒(かん)を防ぐに宣(よろ)しくば、晩饌(ばんせん)の酒飯(さけめし)を、数口(すうくち)減ずべし。又、やむ事を得(え)ずして、人の招(まねき)に応じ、夜話( […]
27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓205(巻第四 飲食下) 怒(いかり)の後、早すべからず。食後、怒るべからず。憂(うれ)ひて食すべからず。食して憂(うれ)ふべからず。腹中(ふくちゅう)の食いまだ消化せざるに、又食すれば、性(せい)よき物も毒となる。腹中、空虚(くうきょ)になりて […]
27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓204(巻第四 飲食下) 鶻突羹(こつとつこう)は鮒魚(ふな)をうすく切て、山椒(さんしょう)などくはへ、味噌にて久(ひさ)しく煮(に)たるを云。脾胃(ひい)を補(おぎな)ふ。脾虚(ひきょ)の人、下血(げけつ)する病人などに宣(よろ)し。大(だい […]
27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓203(巻第四 飲食下) 鳥獣(ちょうじゅう)のこはき肉、前日より豆油(まめあぶら)及みそ汁を以(も)って煮て、その汁を用(もち)ひて翌日再び煮れば、大(だい)に切(せっ)たるも、やはらかになりて味よし。つかえず。蘿蔔(らふく)も亦(また)同じ。 […]
27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓202(巻第四 飲食下) 飲酒の後、酒気(しゅき)残らば、もち、餌(だんご)、諸穀食(しょこくしょく)、寒具(ひがし)、諸菓(しょか)、醴(あまざけ)、にごりざけ、油膩(ゆじ)の物、甘き物、気をふさぐ物、飲食すべからず。酒気(しゅき)めぐりつきて […]
27/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓201(巻第四 飲食下) 生姜(しょうが)を八九月(はつくがつ)食(くら)へば、来春(らいしゅん)眼(め)をうれふ。豆腐(とうふ)、菎蒻(こんにゃく)、薯蕷(じょうよ)、芋、慈姑(くわい)、蓮根(れんこん)などの類、豆油(しょうゆ)にて煮たるもの […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓200(巻第四 飲食下) だいこん、菘(すずな)、薯蕷(じょうよ)、芋、慈姑(くわい)、胡蘿蔔(こらふ)、南瓜(かぼちゃ)、大葱白(だいそうはく)等の甘き菜(さい)は、大(おおいに)に切(きり)て煮食(にしょく)すれば、つかへて気をふさぎ、腹痛( […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓199(巻第四 飲食下) 薬を服す時、あまき物、油膩(あぶら)の物、獣肉(じゅにく)、諸菓(しょか)、もち餌(だんご)、生冷(せいれい)の物、一切(いっさい)気を塞(ふさ)ぐ物、食うべからず。服薬(ふくやく)の時、多食(たしょく)へば薬力(やくり […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓198(巻第四 飲食下) 豆腐には毒あり。気をふさぐ。されども新しきをにて、にえばなを失はざる時、早く取あげ、生だいこんのおろしたるを加(くわ)へ食すれば害なし。前食(ぜんしょく)未(いま)だ消化せんば、後食(のちしょく)相(あい)つぐべからず。 […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓197(巻第四 飲食下) 人は病症(びょうしょう)によりて禁宣(きんせん)の食物、各(おのおの)かはれり。よく其物(そのもの)の性(せい)を考へ、其病(そのやまい)に随(したが)ひて、精(くわ)しく禁宣(きんせん)を定むべし。又、婦人懐胎(ふじん […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓196(巻第四 飲食下) 諸菓(しょくか)、寒具(ひがし)など、炙(あぶり)食へば害なし。味も可(か)也。甜瓜(あまうり)は核(さね)を去て蒸食(むししょく)す。味よくして胃をやぶらず。熟柿(じゅくし)も木練(こねり)も皮共(かわとも)に、熱湯( […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓195(巻第四 飲食下) 菘(すずな)は京都のはたけ菜(な)、水菜(みずな)、いなかの京菜(きょうな)也。蕪(かぶら)の類也。世俗(せぞく)あやまりて、ほりいりなと訓(くん)ず。味よけれども性(せい)よからず。仲景(ちゅうけい)日(いわく)、「薬 […]
24/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓194(巻第四 飲食下) 蘿蔔(らふく)は野菜中(やさいちゅう)の上品(じょうひん)也。つねに食(くら)ふべし。葉(は)のこはきをさり、やはらかなる葉と根と、みそにて煮熟(にじゅく)して食(くら)ふ。脾(ひ)を補(おぎな)ひ痰(たん)を去り、気を […]
15/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓193(巻第四 飲食下) 胃虚弱(いきょじゃく)の人は、蘿蔔(らふく)、胡蘿蔔(こらふく)、芋(いも)、薯蕷(じょうよ)、牛蒡(ごぼう)などうすく切(り)てよく煮たる、食ふべし。大(おおい)にあつくきりたると、煮ていまだ熟せざると、皆、脾胃(ひい […]
15/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓192(巻第四 飲食下) 茄子(なす)、本草(ほんそう)等の書に、性好(せいこの)まずと云。生(なま)なるは毒あり、食ふべからず。煮たるも瘧痢(ぎゃくり)傷寒(しょうかん)などには、誠に忌(い)むべし。他病(たびょう)には、皮を去り、切(さり)て […]
15/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓191(巻第四 飲食下) 瓜(うり)は風涼(かぜすずしき)の日、及(および)秋月清涼(しゅうげつせいりょう)の日、食ふべからず。極暑(ごくしょ)の時食ふべし。炙(あぶり)もち・炙肉(あぶりにく)すでに炙(あぶ)りて、又、熱湯(ねっとう)に少ひたし […]
15/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓190(巻第四 飲食下) 夏月(かげつ)、器中(きちゅう)にふたをして、久しくありて、熱気(ねっき)に蒸欝(むしうつ)し、気味悪(きみあ)しくなりたる物、食ふべからず。冬月(とうげつ)、霜(しも)に打れたる菜(な)、又、のきの下に生じたる菜、皆く […]
15/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓189(巻第四 飲食下) 一切(いっさい)の食、陰気の欝滞(うつたい)せる物は毒あり。くらふべからず。郷党篇(きょうとうへん)にいへる、聖人(せいじん)の食(しょく)し給はざる物、皆、陽気(ようき)を失(うしなえ)て陰物(いんぶつ)となれるなり。 […]
12/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓188(巻第四 飲食下) 諸(もろもろ)の食物、陽気(ようき)の生理(せいり)ある新(あたらし)きを食ふべし。毒なし。日久(ひしさ)しく歴(へ)たる陰気欝滞(いんきうったい)せる物、食ふべからず。害あり。煮過(にすご)してにえばなを失(うしな)へ […]
12/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓187(巻第四 飲食下) もち・餌(だんご)の新(あらた)に成(なり)て再(ふたた)び煮(に)ずあぶらずして、即(すなわ)ち食(しょく)するは消化しがたし。むしたるより、煮(に)たるがやはらかにして、消化しやすし。餅(もち)は数日の後、焼き煮(に […]
12/02/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓養生訓186(巻第四 飲食下) 松蕈(まつたけ)、竹筍(たけのこ)、豆腐など味すぐれたる野菜は、只(ただ)一種(いっしゅ)煮(に)て食すべし。他物(たもの)と両種(りょうしゅ)合わせ煮(に)れば、味おとる。李笠翁(りりつおう)が閑情偶寄(かんじょうぐう […]
12/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓185(巻第四 飲食下) 朝夕(あさゆう)一飣(さい)を用(もち)ゆべし。其(その)上に醤(ひしお)か肉醢(ししびしお)か或(あるいは)つけものか一品を加(くわ)ふるもよし。あつものは、富(と)める人も常に只(ただ)一なるべし。客に饗(きょう)す […]
12/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓184(巻第四 飲食下) 東坡(とうば)日(いわく)、「早晩(そうばん)の飲食一爵(いちしゃく)一肉(いちにく)に過(すぎ)す。尊客(そんきゃく)あれば之を三にす。へらすべくして、ますべからず。我をよぶ者あれば是(これ)を以(も)ってつぐ。一に日 […]
08/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓183(巻第三 飲食 上) 晩食(ばんしょく)は朝食より少くすべし。飣(さい)肉も少きに宜(よ)し。一切の煮たる物、よく熱して柔(やわらか)なるを食ふべし。こはき物、未熟物(みじゅくもの)、煮過(にすご)して、にえばなを失へる物、心にかなはざる物、 […]
08/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓182(巻第三 飲食 上) 外(ほか)にのぞんで食滞(しょくとどこお)り、痰ふさがらば、少(すこし)消導(しょうどう)の薬をのむべし。夜臥(よるふ)して痰のんどにふさがるはおそるべし。日短(ひみじか)き時、昼の間、点心(てんじん)食ふべからず。日永 […]
08/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓181(巻第三 飲食 上) 朝夕、飯(めし)を食(しょく)するごとに、初(はじめ)一椀(いちわん)は羹(あつもの)ばかり食して、飣(てい)を食せざれば、飯の正味(しょうみ)をよく知りて、飯の味よし。後に五味(ごみ)の飣(てい)を食して、気を養なふべ […]
08/02/2021 / 最終更新日時 : 10/04/2025 長生志多郎 養生訓養生訓180(巻第三 飲食 上) 朝早く、粥を温(あたたか)に、やはらかにして食(くら)へば、腸胃(ちょうい)をやしなひ、身をあたため、津液(しんえき)を生ず。寒月(かんげつ)尤(もっとも)よし。是、張来(ちょうらい)が説也。生姜(しょうが)、胡椒(こし […]