養生訓205
外(ほか)にのぞんで食滞(しょくとどこお)り、痰ふさがらば、少(すこし)消導(しょうどう)の薬をのむべし。夜臥(よるふ)して痰のんどにふさがるはおそるべし。日短(ひみじか)き時、昼の間、点心(てんじん)食ふべからず。日永(ひなが)き時も、昼は多食(たしょく)はざるが宜(よ)し。
意訳
外食などで食べ過ぎたときは、消化を即する薬を飲んだ方がよいです。睡眠中に、残っている食べ物が原因で痰が喉に詰まるときがあります。お菓子などは、昼間でも、多く食べない方が良いでしょう。
通解
他の病気を除いて、食べ物が胃に詰まったり、痰が詰まった場合、少量の消導の薬を摂取すると良いでしょう。夜に寝る前に痰が詰まった状態で寝るのは避けるべきです。日中の短い時間や昼間、点心(軽食)を摂ることは避けましょう。日が長い季節でも、昼間に多くの食事をすることは控えるべきです。
気づき
お昼の食事に多食すると良くないみたいですね。