養生訓182(巻第三 飲食 上)
外(ほか)にのぞんで食滞(しょくとどこお)り、痰ふさがらば、少(すこし)消導(しょうどう)の薬をのむべし。夜臥(よるふ)して痰のんどにふさがるはおそるべし。日短(ひみじか)き時、昼の間、点心(てんじん)食ふべからず。日永(ひなが)き時も、昼は多食(たしょく)はざるが宜(よ)し。
意訳
外食などで食べ過ぎたときは、消化を即する薬を飲んだ方がよいです。睡眠中に、残っている食べ物が原因で痰が喉に詰まるときがあります。お菓子などは、昼間でも、多く食べない方が良いでしょう。
通解
他の病気を除いて、食べ物が胃に詰まったり、痰が詰まった場合、少量の消導の薬を摂取すると良いでしょう。夜に寝る前に痰が詰まった状態で寝るのは避けるべきです。日中の短い時間や昼間、点心(軽食)を摂ることは避けましょう。日が長い季節でも、昼間に多くの食事をすることは控えるべきです。
気づき
お昼の食事に多食すると良くないみたいですね。
点心とは
点心(てんじん)は、点心とは中華料理の軽食の総称で、もともと、広東料理や香港料理における伝統的な料理で、一般的に小さな軽食や点心として知られています。点心は、蒸し、揚げ、焼き、茹でるなどの様々な調理法で作られ、通常、小さなかわいらしいサイズで提供されます。これらの小さな料理は、ティータイムや軽食として楽しまれることが一般的です。
点心には様々な種類があり、具体的な種類には以下のようなものがあります。
蒸し点心: 蒸し器を使って蒸された料理で、小籠包、鳳梨包、焼売などが含まれます。
揚げ点心: 油で揚げられた点心で、揚げ春巻きや揚げワンタンがあります。
焼き点心: オーブンやグリルで焼かれた料理で、焼売などがこれに含まれます。
茹で点心: お湯で茹でられた料理で、水餃子や湯包が代表的な例です。
点心は通常、小さなかごやプレートに載せて供され、複数の種類を一度に楽しむことができます。これらの小さな料理は、様々な具材や調味料を組み合わせており、美味しさと多様性が特徴です。