2021年6月29日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓338 薬の病に応ずるに適中(てきちゅう)あり、偶中(ぐちゅう)あり。適中は良医(りょうい)の薬、必ず、応(おう)ずる也。偶中(ぐちゅう)は庸医(ようい)の薬(くすり)不慮(ふりょ)相応ずるなり。是(これ)其(その)人(ひと)に […]
2021年6月28日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓337 医を学ぶに、ふるき法をたづねて、ひろく学び、古方(こほう)を多く考ふべし。又、世(よ)の時運(じうん)を考(かんが)へ、人の強弱(きょうじゃく)をはかり、日本の土宜(どぎ)と民俗(みんぞく)の風気(ふうき)を知り、近古( […]
2021年6月28日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓336 医は、仁心(じんしん)を以(もっ)て行ふべし。名利(みょうり)を求むべからず。病(やまい)おもくして、薬にて救(すく)ひがたしといへども、病家(びょうけ)より薬を求むる事(こと)切(せっ)ならば、多く薬をあたへて、其心( […]
2021年6月26日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓335 歌(うた)をよむに、ひろく歌書(かしょ)をよんで、歌学(かがく)ありても、歌の下手(へた)はあるもの也。歌学(かがく)なくして上手(じょうず)は有(ある)まじきなりと、心敬法師(しんけいほうし)いへり。医術(いじゅつ)も […]
2021年6月25日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓334 日本の医(い)の中華に及ばざるは、まづ学問のつとめ、中華(ちゅうか)の人に及ばざれば也。ことに近世(きんせ)は国字(こくじ)の方書(ほうしょ)多く世に刊行(そうかん)せり。古学(こがく)を好まざる医生(いせい)は、からの […]
2021年6月25日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓333 医となる人は、まづ、志(こころざし)を立て、ひろく人をすくひ助くるに、まことの心をむねとし、病人の貴賎(きせん)によらず、治(ち)をほどこすべし。是医(これい)となる人の本意(ほんい)也。其(その)道明らかに、術(じゅつ […]
2021年6月23日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓332 俗医(ぞくい)は、医学(いがく)をきらひてせず。近代名医(きんだいめいい)の作れる和字(わじ)の医書(いしょ)を見て、薬方(やくほう)を四五十(しごじゅう)つかひ覚ゆれば、医道(いどう)をば、しらざれども、病人に馴(なれ […]
2021年6月23日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓331 医となる人、もし庸医(ようい)のしわざをまなび、、愚俗(ぐぞく)の言(げん)を信じ、医学をせずして、俗師(ぞくし)にしたがひ、もろこしの医書(いしょ)をよまず、病源(びょうげん)と脈(みゃく)とをしらず、本草に通ぜず、薬 […]
2021年6月23日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓330 士庶人(ししょじん)の子弟(してい)いとけなき者、医となるべき才あらば、早く儒書(じゅしょ)をよみ、其(その)力(ちから)を以(もって)、医書(いしょ)に通じ、明師(めいし)にしたがひ、十年の功(こう)を用(もちい)て、 […]
2021年6月22日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 長生志多郎 養生訓 養生訓329 医師にあらざれども、薬をしれば、身をやしなひ、人をすくふに益あり。されども、医療に妙(みょう)を得(えた)る事は、医生(いせい)にあらざれば、道(みち)に専一(せんいつ)ならずして成(なり)がたし。みづから医薬(いやく) […]