2021年4月29日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓279 衾炉(きんろ)は、炉上(ろじょう)に、櫓(やぐら)をまうけ、衾(ふすま)をかけて火を入れ、身をあたたむ。俗に、こたつと云。是にあたれば、身をあたため過(すぎ)し、気ゆるまり、身おこたり、気を上(のぼ)せ、目をうれふ。只( […]
2021年4月29日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓278 毎夜(まいや)ふさんとするとき、櫛(くし)にて髪をしきりにけづり、湯にて足を洗ふべし。是(これ)よく気をめぐらす。又、臥(ふす)にのぞんで、熱茶(あっちゃ)に塩を加ヘ、口をすすぐべし。口中(こうちゅう)を清くし、牙歯(が […]
2021年4月29日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓277 臥(ふ)す時、童子(どうじ)に手を以(もって)合せすらせ、熱せしめて、わが腎堂(じんどう)を久しく摩(なで)しめ、足心(そくしん)をひさしく摩(なで)しむべし。みづから如此(かくのごとく)するもよし。又、腎堂の下、臀(し […]
2021年4月16日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓276 五更(ごこう)におきて坐(ざ)し、一手にて、足の五指(ごし)をにぎり、一手にて足の心をなでさする事、久しくすべし。此如(かくのごとく)して足心(そくしん)熱せば、両手を用ひて、両足の指をうごかすべし。右の法、奴婢(ぬび) […]
2021年4月16日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓275 髪は、おほくつ、けづるべし。気をめぐらし、上気(じょうき)をくだす。櫛(くし)の歯しげきは、髪ぬけやすくして、あしゝ。牙歯(がし)は、髪ぬけやすくして、あしゝ。牙歯(がし)は、しばしばたゝくべし。歯をかたくし、虫はまず。 […]
2021年4月16日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓274 気のよくめぐりて快(こころよ)き時に、導引按摩(どういんあんま)すべからず。又、冬月(とうげつ)按摩をいむ事、内経(だいきょう)に見えたり。身を労働して、気上(きあがつ)る病には、導引、按摩ともにあしゝ。只(ただ)身をし […]
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓273 導引(どういん)の法を毎日行へば、気をめぐらし、食を消して、積聚(しゃくじゅ)を生ぜず。朝いまだおきざる時、両足をのべ、濁気(だくき)をはき出し、おきて坐(ざ)し、頭を仰(あおのき)て、両手をくみ、向(むこう)へ張出(は […]
2021年4月12日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓272 入門に曰(いわく)、導引(どういん)の法は、保養中の一事(いちじ)也。人の心は、つねに静(しずか)なるべし。身はつねに動かすべし。終日(しゅうじつ)安坐(あんざ)すれば、病生じやすし。久立久行(きゅうりつきゅうこう)より […]
2021年4月11日 / 最終更新日時 : 2023年9月3日 長生志多郎 養生訓 養生訓271 凡(およそ)一日に一度、わが首(こうべ)より足に至るまで、惣身(そうしん)のこらず、殊(こと)につがひの節(ふし)ある所、悉(ことごと)く人になでさすりおさしむる事、各所(かくしょ)十遍(じゅつぺん)ならしむべし。先づ百 […]
2021年4月9日 / 最終更新日時 : 2023年9月2日 長生志多郎 養生訓 養生訓270 夜臥(よるふす)に、衣(きぬ)を以(も)って面(めん)をおほふべからず。気をふさぎ、気上(きのぼ)る。夜臥(よるふす)に、燈(ともしび)をともすべからず。魂魄(こんぱく)定まらず。もしともさば、燈(ともしび)をかすかにし […]