29/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓256(巻第五 五官) 衾炉(きんろ)は、炉上(ろじょう)に、櫓(やぐら)をまうけ、衾(ふすま)をかけて火を入れ、身をあたたむ。俗に、こたつと云。是にあたれば、身をあたため過(すぎ)し、気ゆるまり、身おこたり、気を上(のぼ)せ、目をうれふ。只( […]
29/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓255(巻第五 五官) 毎夜(まいや)ふさんとするとき、櫛(くし)にて髪をしきりにけづり、湯にて足を洗ふべし。是(これ)よく気をめぐらす。又、臥(ふす)にのぞんで、熱茶(あっちゃ)に塩を加ヘ、口をすすぐべし。口中(こうちゅう)を清くし、牙歯(が […]
29/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓254(巻第五 五官) 臥(ふ)す時、童子(どうじ)に手を以(もって)合せすらせ、熱せしめて、わが腎堂(じんどう)を久しく摩(なで)しめ、足心(そくしん)をひさしく摩(なで)しむべし。みづから如此(かくのごとく)するもよし。又、腎堂の下、臀(し […]
16/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓253(巻第五 五官) 五更(ごこう)におきて坐(ざ)し、一手にて、足の五指(ごし)をにぎり、一手にて足の心をなでさする事、久しくすべし。此如(かくのごとく)して足心(そくしん)熱せば、両手を用ひて、両足の指をうごかすべし。右の法、奴婢(ぬび) […]
16/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓252(巻第五 五官) 髪は、おほくつ、けづるべし。気をめぐらし、上気(じょうき)をくだす。櫛(くし)の歯しげきは、髪ぬけやすくして、あしゝ。牙歯(がし)は、髪ぬけやすくして、あしゝ。牙歯(がし)は、しばしばたゝくべし。歯をかたくし、虫はまず。 […]
16/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓251(巻第五 五官) 気のよくめぐりて快(こころよ)き時に、導引按摩(どういんあんま)すべからず。又、冬月(とうげつ)按摩をいむ事、内経(だいきょう)に見えたり。身を労働して、気上(きあがつ)る病には、導引、按摩ともにあしゝ。只(ただ)身をし […]
12/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓250(巻第五 五官) 導引(どういん)の法を毎日行へば、気をめぐらし、食を消して、積聚(しゃくじゅ)を生ぜず。朝いまだおきざる時、両足をのべ、濁気(だくき)をはき出し、おきて坐(ざ)し、頭を仰(あおのき)て、両手をくみ、向(むこう)へ張出(は […]
12/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓249(巻第五 五官) 入門に曰(いわく)、導引(どういん)の法は、保養中の一事(いちじ)也。人の心は、つねに静(しずか)なるべし。身はつねに動かすべし。終日(しゅうじつ)安坐(あんざ)すれば、病生じやすし。久立久行(きゅうりつきゅうこう)より […]
11/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓248(巻第五 五官) 凡(およそ)一日に一度、わが首(こうべ)より足に至るまで、惣身(そうしん)のこらず、殊(こと)につがひの節(ふし)ある所、悉(ことごと)く人になでさすりおさしむる事、各所(かくしょ)十遍(じゅつぺん)ならしむべし。先づ百 […]
09/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓247(巻第五 五官) 夜臥(よるふす)に、衣(きぬ)を以(も)って面(めん)をおほふべからず。気をふさぎ、気上(きのぼ)る。夜臥(よるふす)に、燈(ともしび)をともすべからず。魂魄(こんぱく)定まらず。もしともさば、燈(ともしび)をかすかにし […]
09/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓246(巻第五 五官) 夜ふすには必ず、側(かたわら)にそばたち、わきを下にしてふすべし。仰(あお)のき、ふすべからず。仰(あお)のきふせば気ふさがりて、おそはるゝ事あり。むねの上に手をおくべからず。寝入(ねいり)て気ふさがりて、おそはれやすし […]
09/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓245(巻第五 五官) 常に居(い)る室(へや)も常に用(もちい)る器(うつわ)も、かざりなく質朴(そぼく)にして、けがれなく、いさぎよかるべし。居室(きょしつ)は風寒(ふうかん)をふせぎ、身をおくに安からしむべし。器(うつわ)は用(よう)をか […]
08/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓243(巻第五 五官) 臥(ふす)には必(かならず)東首(とうしゅ)して生気(しょうき)をうくべし。北首(ほくしゅ)して死気(しき)をうくべからず。もし君父(くんぷ)近きにあらば、あとにすべからず。坐(ざ)するには正坐(せいざ)すべし。かたよる […]
08/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓242(巻第五 五官) つねに居(い)る処(ところ)は、南に向ひ、戸に近く、明(あきらか)なるべし。陰欝(いんうつ)にしてくらき処(ところ)に、常(つね)に居(い)るべからず、気をふさぐ。又かがやき過(すぎ)たる陽明(ようめい)の処も、つねに居 […]
08/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓241(巻第五 五官) 心は人身の主君(しゅくん)也。故(ゆえ)天君(てんくん)と云(いう)。思ふ事をつかさどる。耳目口鼻形(じもくこうびけい)此の五(いつつ)は、きくと、見ると、かぐと、物(もの)いひ、物くふと、うごくと、各(おのおの)其事( […]
02/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓240(巻第四 慎色欲) 小便(しょうべん)を忍(しの)びて房事(ぼうじ)を行なふべからず。龍脳(りゅうのう)・麝香(じゃこう)を服して房室(ぼうしつ)に入べからず。入門(にゅうもん)曰(いわく)、婦人懐胎(ふじんかいたい)の後、交合(こうごう) […]
02/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓239(巻第四 慎色欲) 房室(ぼうしつ)の戒(いましめ)多し。殊(こと)に天変(てんぺん)の時をおそれいましむべし。日蝕(にっしょく)、月蝕(げっしょく)、雷電(らいでん)、大風(たいふう)、大雨(おおあめ)、大暑(たいしょ)、大寒(だいかん) […]
01/04/2021 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓238(巻第四 慎色欲) 情慾(じょうよく)をおこさずして、腎気(かんき)動かざれば害なし。若(し)情慾をおこし、腎気(かんき)うごきて、精気を忍んでもらさざれば、下部に気滞(きとどこ)りて、瘡癤(ようせつ)を生ず。はやく温湯(おんとう)に浴(よ […]