養生訓8

およそ人の楽しむべきこと三あり。

一には身に道を行ひ、ひが事なくして善を楽しむにあり。
二には身に病なくして、快く楽むにあり。
三には命ながくして、久しくたのしむにあり。

意訳

人生には三つの楽しみがある。一つ目は人のために良いことをする楽しみ。二つ目は病気がなく健康に暮らす楽しみ。三つ目は長生きして未来を見る楽しみ。

通解

人が楽しむべきことには三つあります。

まず第一に、自分の身にふさわしい道を歩み、個々の事柄に問題がなく、善を実践することで喜びを得ることがあります。つまり、倫理的な価値観に基づいて正しい行いをし、良い道を進むことによって喜びを見出すことができます。

第二に、健康であり病気のない状態で、快適に楽しむことがあります。健康であることは、体調が良く活動的に過ごすことができるため、楽しみを追求する上で重要な要素です。

そして第三に、長寿であり、長く楽しむことがあります。人生を長く楽しむためには、健康や幸福を維持することが重要です。また、長い人生を通じて経験を積み、人生の喜びを多く味わうことができます。

これらの要素が揃って初めて、人は豊かな人生を楽しむことができるとされています。

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