2020年12月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月30日 長生志多郎 養生訓 養生訓177 諸(もろもろ)の食物、皆あたらしき生気(せいき)ある物をくらふべし。ふるくして臭(におい)あしく、色も味もかはりたる物、皆(みな)気をふさぎて、とゞこほりやすし。くらふべからず。 意訳 ほとんどの食物は、新鮮で生きが良い […]
2020年9月20日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓75 「たとへば、蛍火(ほたるび) 程(ほど)の火、家につきても、さかんに成て、大(だい)なる禍となるがごとし。 古語(こご)に曰(いわく)ふ。「犯す時は微(び)にして秋毫(しゅうごう)の若(も)し、病を成す重きこと、泰山(た […]
2020年9月15日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓68 養生訓(原文) 或人(あるいはひと)うたがひて、曰(いわく)。養生を、このむ人は、ひとゑ(え) に、わが身をおもんじて、命をたもつを専(もっぱら)にす。されども、君子(くんし)は義をおもしとす。故に、義にあたりては、身を […]
2020年9月12日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓63 「然(しか)るに、いやしき小芸(しょうげい)には必(かなら)ず、師をもとめ、おしへをうけて、その術をならふ。いかんとなれば、その器用(きよう)あれども、その術を、まなばずしては、なしがたければなり。人の身は、いたりて貴( […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓61 「かけまくも、かたじけなき天照皇大神(あまてらすおおみのかみ)も、みづから神の御服(ごふく)を、おらせ、たまひ、其(その)御妹(みいもと)稚日女尊(わかひるめのみこと)も、斎機殿(いみはたどの)に、ましまして、神の御服( […]
2020年9月10日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓58 「天地(てんち)のよはひは、邵尭夫(しょうぎょうふ)の説に、十二万九千六百年を一元(いちげん)とし、今の世はすでに、其半(そのなかば)に過(すぎ)たりとなん。前に六万年あり、後に六万年あり。人は万物の霊なり。天地とならび […]
2020年9月9日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓56 「生(せい)を養ふ道は、元気を保(たも)つを本とす。元気を,たもつ道二あり。まづ,元気を害する物を去り、又、元気を養ふべし。元気を害する物は,内慾と外邪となり。すでに元気を害するものをさらば、飲食・動静(どうせい)に,心 […]
2020年9月9日 / 最終更新日時 : 2023年9月29日 長生志多郎 養生訓 養生訓55 「外敵に,かつには、畏(おそれ)の字を用て早くふせぐべし。たとへば,城中にこもり、四面に敵をうけて、ゆだんなく敵をふせぎ、城をかたく保(たもつ)が如くなるべし。風寒暑湿(ふうかんしょしつ) にあはば、おそれて早く、ふせぎ […]
2020年9月5日 / 最終更新日時 : 2023年9月26日 長生志多郎 養生訓 養生訓51 「是亦(これまた)、不幸短命と云べし。長生すれば、楽(たのしみ)多く益多し。日々にいまだ知らざる事をしり、月々にいまだ能(よく)せざる事を、よくす。この故に、学問の長進(ちょうしん)する事も、知識の明達(めいたつ)なる事 […]
2020年9月2日 / 最終更新日時 : 2023年9月25日 長生志多郎 養生訓 養生訓48 「古(いにしえ)の君子は、礼楽(れいらく)をこのんで行なひ、射御(しゃぎょ)を学び、力を労動し、詠歌舞踏(えいかぶとう)して血脈を養ひ、嗜慾(しよく)を節にし心気(しんき)を定め、外邪を慎しみ防(ふせぎ)て、かくのごとく […]