27/12/2020 / 最終更新日時 : 01/06/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓154(巻第三 飲食 上) 諸(もろもろ)の食物、皆あたらしき生気(せいき)ある物をくらふべし。ふるくして臭(におい)あしく、色も味もかはりたる物、皆(みな)気をふさぎて、とゞこほりやすし。くらふべからず。 意訳 ほとんどの食物は、新鮮で生きが良い […]
20/09/2020 / 最終更新日時 : 11/11/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓52(巻第一総論上) 「たとへば、蛍火(ほたるび) 程(ほど)の火、家につきても、さかんに成て、大(だい)なる禍となるがごとし。古語(こご)に曰(いわく)ふ。「犯す時は微(び)にして秋毫(しゅうごう)の若(も)し、病を成す重きこと、泰山(たい […]
15/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓46(巻第一総論上) 養生訓(原文) 或人(あるいはひと)うたがひて、曰(いわく)。養生を、このむ人は、ひとゑ(え) に、わが身をおもんじて、命をたもつを専(もっぱら)にす。されども、君子(くんし)は義をおもしとす。故に、義にあたりては、身を […]
12/09/2020 / 最終更新日時 : 17/08/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓41(巻第一総論上) 「然(しか)るに、いやしき小芸(しょうげい)には必(かなら)ず、師をもとめ、おしへをうけて、その術をならふ。いかんとなれば、その器用(きよう)あれども、その術を、まなばずしては、なしがたければなり。人の身は、いたりて貴( […]
11/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓40(巻第一総論上) 「かけまくも、かたじけなき天照皇大神(あまてらすおおみのかみ)も、みづから神の御服(ごふく)を、おらせ、たまひ、其(その)御妹(みいもと)稚日女尊(わかひるめのみこと)も、斎機殿(いみはたどの)に、ましまして、神の御服( […]
10/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓36(巻第一総論上) 「天地(てんち)のよはひは、邵尭夫(しょうぎょうふ)の説に、十二万九千六百年を一元(いちげん)とし、今の世はすでに、其半(そのなかば)に過(すぎ)たりとなん。前に六万年あり、後に六万年あり。人は万物の霊なり。天地とならび […]
09/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓34(巻第一総論上) 「生(せい)を養ふ道は、元気を保(たも)つを本とす。元気を,たもつ道二あり。まづ,元気を害する物を去り、又、元気を養ふべし。元気を害する物は,内慾と外邪となり。すでに元気を害するものをさらば、飲食・動静(どうせい)に,心 […]
09/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓33(巻第一総論上) 「外敵に,かつには、畏(おそれ)の字を用て早くふせぐべし。たとへば,城中にこもり、四面に敵をうけて、ゆだんなく敵をふせぎ、城をかたく保(たもつ)が如くなるべし。風寒暑湿(ふうかんしょしつ) にあはば、おそれて早く、ふせぎ […]
05/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓29(巻第一総論上) 「是亦(これまた)、不幸短命と云べし。長生すれば、楽(たのしみ)多く益多し。日々にいまだ知らざる事をしり、月々にいまだ能(よく)せざる事を、よくす。この故に、学問の長進(ちょうしん)する事も、知識の明達(めいたつ)なる事 […]
02/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓26(巻第一総論上) 「古(いにしえ)の君子は、礼楽(れいらく)をこのんで行なひ、射御(しゃぎょ)を学び、力を労動し、詠歌舞踏(えいかぶとう)して血脈を養ひ、嗜慾(しよく)を節にし心気(しんき)を定め、外邪を慎しみ防(ふせぎ)て、かくのごとく […]
01/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓24(巻第一総論上) 「心は、身の主(しゅ)也。しづかにして安からしむべし。身は心の、やつこなり。うごかして労せしむべし。心やすく、しづかなれば、天君(てんくん)ゆたかに、くるしみ、なくして楽しむ。身うごきて労すれば、飲食、滞(とどこ)らず、 […]
01/09/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓23(巻第一総論上) 「養生の害二あり。元気をへらすなり。元気を滞(とどこお)らしむる二也。飲食・色慾・労動を過(すご)せば元気やぶれてへる。飲食・安逸(あんいつ)・睡眠を過せば、滞りてふさがる。耗(へる)と滞ると、皆、元気をそこなふ。」 意 […]
30/08/2020 / 最終更新日時 : 21/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓21(巻第一総論上) 巻第一総論上 「風寒暑湿は外邪なり。是にあたりて病となり、死ぬるは、天命也。聖賢(せいけん)といへど免(まぬが)れがたし。されども、内気(ないき)充実して、よくつつしみ防がば、外邪のおかす事も亦(また)まれなるべし。飲食 […]
30/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓20(巻第一総論上) 「人の耳目口體(じもくこうたい)の見る事、きく事、飲み食ふ事、好色をこのむ事、各(おのおの)其(その)このめる慾あり。これを嗜慾(しよく)と云。嗜慾とは、このめる慾なり。慾は、むさぼる也。飲食色慾(いんしょくしきよく)な […]
30/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓19(巻第一総論上) 「酒食(しゅしょく)ともに限(かぎり)を定めて、節(せつ)にこゆべからず。又、わかき時より色慾をつつしみ、精気(せいき)を惜むべし。精気を多くつひやせば、下部(かぶ)の気よはくなり、元気の根本,たへて必(ず)命短かし。も […]
27/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓18(巻第一総論上) 「養生の術は先(まず)心気を養ふべし。心を和(やわらか)にし、気を平らかにし、いかりと慾とを、おさへ、うれひ、思ひを,すくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず、是(これ)心気(しんき)を養ふ要道(ようどう)なり。又、臥 […]
27/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓15(巻第一総論上) 「凡(すべて)の人、生れ付(つき)たる天年は、おほくは長し。天年をみじかく生れ付たる人は、まれなり。生れ付て元気さかんにして、身つよき人も、養生の術をしらず、朝夕、元気をそこなひ、日夜精力(せいりょく)をへらせば、生れ付 […]
26/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓14(巻第一総論上) 「常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、七情(しちじょう)を、よきほどにし、七情の内にて、取(とり)わき、いかり、かなしみ、うれひ思ひを、すくなくすべし。慾をおさえ、心を平(たいらか)にし、気を和(やわらか)に […]
23/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓11(巻第一総論上) 「養生(ようじょう) の術は、先(まず)わが身をそこなふ物を去(さる) べし。身をそこなふ物は、内慾(ないよく) と外邪(がいじゃ) となり。内慾とは、飲食(いんしょく)の慾、好色(こうしょく)の慾、睡(ねむり) の慾、 […]
21/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓9(巻第一総論上) 「萬(よろず)の事(こと)つとめてやまざれば必(ず)しるしあり。たとへば、春たねをまきて夏よく養(やしな)へば、必(かならず)秋ありて、なりはひ多きが如(ごと)し。もし、養生の術をつとめまなんで、久しく行(おこな)はば、 […]
17/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓5(巻第一総論上) 「此如(かくのごと)く,ならむ事をねがはば、先(まず)、古(いにしえ)の道をかんがへ、養生の術をまなんで、よく、わが身をたもつべし。 意訳 幸せに、健康で長生きを願うならば、先人の知恵である養生の術を学んで自分で実践する […]
15/08/2020 / 最終更新日時 : 20/05/2024 長生志多郎 養生訓 養生訓3(巻第一総論上) 「況(いわんや)大なる身命(しんめい)を、わが物として慎(つつし)まず、飲食(いんしょく)・色慾(しきよく)を恣(ほしいまま)にし、元気をそこなひ病(やまひ)を求め、生付(うまれつき)たる天年(てんねん)を短くして、早く […]