養生訓160
夜食する人は、暮(くれ)て後、早く食すべし。深更(しんかり)にいたりて食すべからず。酒食(しゅしょく)の気よくめぐり、消化して後ふすべし。
消化せざる内に早くふせば病となる。夜食せざる人も、晩食(ばんしょく)の後、早くふすべからず。早くふせば食気とゞこをり、病となる。凡(およそ)夜は身をうごかす時にあらず。飲食の養を用ひず、少(すこし)うゑ(え)ても害なし。もしやむ事を得ずして夜食すとも、早くして少(すくな)きに宜(よ)し。夜酒(よざけ)はのむべからず。若(もし)のむとも、早くして少(すこし)のむべし。
意訳
深夜の夜食は控えた方が良いでいょう。消化しないまま、眠ると体に悪いです。夜食をする場合でも、寝るまでに消化が出来るようなものが良いでしょう。夜酒は好ましくありません。
通解
夜遅く食事をする場合、夜更けになる前に早めに摂るべきです。深夜遅くに食べるべきではありません。食事と飲酒の消化が進み、それから就寝することが望ましいです。消化が十分に進む前に寝ると、病気の原因になることがあります。夜食を摂らない人も、晩食の後は早く寝るべきです。早く寝ることで食べ物の消化を助け、病気のリスクを減少させることができます。夜は身体が活発に動く時間ではないため、飲食を控え、少量であっても問題ありません。もし夜遅く食事をする必要がある場合でも、できるだけ早めに摂るよう心掛けるべきです。夜遅く酒を飲むことは避けるべきであり、もし飲むとしても、早めに少量を摂るようにしましょう。
気づき
未だに、夜、お腹が空いて眠れない時があります。そんなときは、粥のレトルトを食べたりしています。中国に居た時は、缶詰の粥を食べていました。八宝粥とか、書いてあったような気がします。とても、栄養価満点の粥でとても美味しかったです。でも、一番おいし粥は、梅干しが一個入った素朴な粥ですね。
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