養生訓202(巻第四 飲食下)
飲酒の後、酒気(しゅき)残らば、もち、餌(だんご)、諸穀食(しょこくしょく)、寒具(ひがし)、諸菓(しょか)、醴(あまざけ)、にごりざけ、油膩(ゆじ)の物、甘き物、気をふさぐ物、飲食すべからず。酒気(しゅき)めぐりつきて後、飲食すべし。
意訳
お酒を飲んだ後は、もち、団子、干菓子、果物、脂っこいもの、甘いものなどは、食べ過ぎない方が良いでしょう。
通解
飲酒の後、まだ酒の気配が残っている場合は、もちやだんご、穀物、冷たい料理、甘い食べ物、油っぽい料理、消化に負担をかける料理などを避けるべきです。また、濁った酒や甘酒、にごり酒なども避けるべきです。しかし、酒の気配が落ち着いてからは、飲食が可能です。
気づき
私は、若い頃、飲み会の帰りに締めのラーメンを食べていましたが、最近は、お酒を飲む機会も少なくなりました。