養生訓356

薬をのまずして、おのづからいゆる病(やまい)多し。是(これ)をしらで、みだりに薬を用(もち)て薬にあてられて病をまし、食をさまたげ、久しくいゑ(え)ずして、死にいたるも亦(なお)多し。薬を用る事つつしむべし。

養生訓(意訳)
薬を飲まないで治る病気も多くあります。

通解

薬を飲まずに、自然に治る病気は多い。このことを知らずに、無分別に薬を使い、薬に頼って病気を悪化させ、食事を妨げ、長く苦しんだ末には死ぬことも多い。薬を使用することは慎重に行うべきである。

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