養生訓251(巻第五 五官)
気のよくめぐりて快(こころよ)き時に、導引按摩(どういんあんま)すべからず。又、冬月(とうげつ)按摩をいむ事、内経(だいきょう)に見えたり。身を労働して、気上(きあがつ)る病には、導引、按摩ともにあしゝ。只(ただ)身をしづかに動かし、歩行する事は、四時(よじ)ともによし。尤(もっとも)飯後(はんご)によろし。勇泉(ゆうせん)の穴をなづる事も、四時(よじ)ともによろし。
養生訓(意訳)
歩くことは、いつでも良いです。特に食後が最も良いです。足の裏のマッサージも、いつでも良いです。
通解
気が良く循環していると感じる時には、導引按摩を行うべきではありません。また、冬の月に按摩をすることも内経に記されています。ただし、体を酷使して気が上がりすぎている場合には、導引と按摩の両方が適しています。また、身体を静かに動かし、散歩することは、四季問わず良いことです。
特に食事の後に歩くことをおすすめします。また、「勇泉」の穴を刺激することも、四季問わず行って良いです。
気づき
私は、一日5千歩以上を目標にしています。足裏マッサージも自分でしてます。