養生訓162

好(す)ける物にあひ、うゑ(え)たる時にあたり、味すぐれて珍味(ちんみ)なる食(しょく)にあひ、其(その)品おほく前につらなるとも、よきほどのかぎりの外は、かたく、つゝしみて其(その)養にすごすべからず。

意訳

自分の大好物や世界中の美味しい料理が目の前にあっても、自分の適量以上は、食べない方が良いでしょう。

通解

美味しい食べ物に出会い、食欲が増したり、特別な珍味を楽しんだりする場合でも、その食べ物がどんなに良いものであっても、過度に食べることは避けるべきです。過度な摂取は健康を損なう可能性があるため、適度な量を守ることが重要です。

気づき

いろいろな意味で精神的にも、肉体的にも、生活面において満たされてしまえば、成長が止まると聞いたことがあります。不自由のない生活も、意外と退屈なものかも知れませんね。

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