養生訓150

人生日々(じんせいひび)に飲食せざる事なし。常につゝしみて欲をこらへざれば、過(すご)やすくして病を生ず。古人(こじん)「禍(わざわい)は口よりいで、病は口より入(いる)」といへり。口の出しいれ常に慎むべし。

意訳

人は、食べない日はありません。油断するとすぐに、過食になります。古人は言っています。「禍(わざわい)は、口から出て、病は口から入る」と。

通解

人々の日常生活には飲食が欠かせません。しかし、常に慎み深く、欲望を制御しない限り、過食や無理な食事が生じて病気を引き起こす可能性があります。古代の人々は「災いは口から出て、病は口から入る」と言っています。言葉や口から出る行動にも注意を払い、常に慎むことが大切です。

気づき

人は、好物の前では無力なのでしょうか。ついつい過食になります。また、有頂天な時も、思わず、口を滑らすことがあります。昔から、「口は災いの元」とも言いますね。

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