養生訓130

心をつねに従容(しょうよう)としづかに、せはしからず、和平(わへい)なるべし。言語はことにしづかにしてすくなくし、無用の事いふべからず。
是(これ) 尤(もっとも) 気(き)を養ふ良法(りょうほう)也。

意訳

無用な口論は避けましょう。精神が高ぶり身体に良くありません。常に、冷静であるべきです。無駄口を我慢するのも養生の術の一つです。

通解

心を常に落ち着いて平和な状態に保ち、騒がしさや不安から遠ざかることが大切です。話す言葉も特に穏やかで少なくし、無駄なことを言わないように心掛けるべきです。
これが特に気を養う良い方法です。

気づき

好々爺(こうこうや)という言葉があります。意味は、気のいいおじいさん、とか、善意にあふれた老人だそうです。私も好々爺になりたいものですね。

老後を楽しく生きるノウハウのページへ 

前の記事

養生訓129

次の記事

養生訓131