養生訓13(巻第一総論上)
「殊(こと)に、食後には、必(かならず)数百歩、歩行すべし。もし、久しく安坐(あんざ)し、又、食後に穏坐(おんざ)し、ひるいね、食気(しょくき)いまだ消化せざるに、早く、ふしねぶれば、滞(とどこう)りて病を生じ、久しきをつめば、元気発生(はっせい)せずして、よはくなる。」
意訳
特に、食後は数百歩ぐらいあるいたほうがよいです。
食後に座り込んだり、昼寝はしない方が良いです。
それが、習慣になれば、元気が無くなり病気の遠因にもなります。
通解
特に、食後には必ず数百歩歩行することが重要です。もし長時間座りっぱなしや食後にすぐに横になり食べ物がまだ消化されていないのに急いで寝てしまうと消化が滞って病気を引き起こす可能性があります。
また、長時間座りっぱなしで運動不足になると元気が出なくなります。ですから、食後は早めに歩行することが良いでしょう。